ワックスリングのサイズを大きくする時には、通常はワックスリーマーを使って削っていくと早くてキレイに削れる。
しかし、今回はそのリーマーを持っていない時のリング穴をキレイに削る方法を紹介します。
リーマー不要のリング穴整形法
用意するもの
- チューブワックス
穴あり(T-1062など)
穴なし(B-1062) - サイズ棒
- 耐水ペーパー(#600、#1000)
- スプリングコンパス
- 糸ノコフレーム&ワックス用ノコ刃
- すり板&クランプセット
- 甲丸ヤスリ
- ドリルビット
リング穴の長さを内径早見表で調べる
号数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
内径(mm) | 13.00 | 13.33 | 13.66 | 14.00 | 14.33 | 14.66 | 15.00 | 15.33 | 15.66 | 16.00 |
号数 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
内径(mm) | 16.33 | 16.66 | 17.00 | 17.33 | 17.66 | 18.00 | 18.33 | 18.66 | 19.00 | 19.33 |
号数 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
内径(mm) | 19.66 | 20.00 | 20.33 | 20.66 | 21.00 | 21.33 | 21.66 | 22.00 | 22.33 | 22.66 |
チューブワックスの穴は、約8号サイズに出来ています。
約15.33mmです。
なので、
8号以上に穴を大きくする場合は、穴ありのチューブワックス
8号未満の場合は、穴なしのチューブワックスを使用します。
8号以上の場合
サイズ棒の希望の号数あたりに、耐水ペーパー(#600)を巻きます。
15号ぐらいまでの穴を削る時には、
側面にスプリングコンパスでケガきを入れるのが難しいので、
直接、削っていきます。
時折、サイズ棒で号数を確認しましょう。
耐水ペーパーヤスリの番手を#600⇒#1000で磨いていく。
16号ぐらいになると、スプリングコンパスでケガけるので、
内径表でサイズを調べ、
リング側面にケガキ線を入れてから削っていきます。
8号未満の場合
穴なしのチューブワックスに、希望号数の内径をケガきます。
ドリルビットでノコ刃を通す穴を開けます。
けがき線の内径よりやや余裕をもった位置を切っていきます。
甲丸ヤスリで内径をけがき線近くまで整えていきます。
サイズ棒の希望の号数あたりに、耐水ペーパーを巻き、削っていきます。
耐水ペーパーヤスリの番手を#600⇒#1000で磨く。