製法を導くための判断基準の書

デザイン表面が平面的でシャープな印象、シンプルなデザインなので地金から作ります。
右奥のデザインは個別にシャトンを地金から作り、平打ちリングにロウ付けして組み合わせる流れ。

シンプルな覆輪枠と透かしの入ったリングを組み合わせたデザイン。
地金・ワックスどちらで作ってもOK。
仕事で作る場合は、作る素材・1点ものか量産品か・納期・予算などを踏まえてどちらで作るべきか判断します。

リングトップに厚みがあるので、ワックスの方が作りやすいデザインですね。
トップの厚み以上の地金が用意できれば、地金から作ることもできます。

（左）平面的なハート型デザインなので地金から作ります。
（右）爪留めシャトン（石座）のペンダントなので地金から作ります。

どちらもワックスで作ることもできますが、地金で作った方が時間効率が良い。

（左）棒状の地金をねじって作ることができます。
（右）地金の板に透かしを入れてデザインにしていきます。

どちらもワックスで作ることもできます。
こちらも他の条件と照らし合わせて地金かワックスかを決めるとよい。

風車、シャトン、ブレスパーツの3つのパーツに分けて考えます。
すべての形状がシンプルなので、地金から作ることができます。

どちらもワックスで作ることもできます。
こちらも他の条件と照らし合わせて地金かワックスかを決めるとよい。

どちらも造形的なデザインなのでワックスから作り出す方がデザインにしやすい。

どちらも造形的なデザインなのでワックスから作り出す方がデザインにしやすい。

どちらも模様が細かく入っているデザインなので、ワックスから作った方がよい。

３つともデザインに凹凸感がありワックス向き。
あえて地金で作るならば、真ん中と右は作ることができる。

どれも造形的なデザインなのでワックスから作り出す方がデザインにしやすい。

上は地金を切り出して作ることができる。槌目模様を打ち込む。
下は造形的なデザイン（パーツ）をワックスから作り量産、それぞれを丸カンでロウ付けする。

指輪本体が高さ・ボリューム感のあるデザインなので、ワックスが作りやすい。
爪以外の指輪本体をワックスで作り、キャストしたものに皿もみを施し石穴を開け、中心の石座とパヴェ穴に爪をロウ付けしていく流れとなる。

デザインの高さを満たせる厚みの地金が用意できれば、地金から作るのもあり。

ラウンド・ペアシェイプ・オーバル・マーキスと形、そしてサイズも色々のシャトンが寄せ集まっているデザイン。
緻密な作りなのでワックスでは作り込むのは一苦労、よって地金で作っていきます。

地金でそれぞれの形・サイズのシャトンを作ったら、ロウ付けして一塊の石座群に。そこに地金で作った腕をロウ付けする流れ。

形状がシンプルかつ平面的なデザインなので、地金から作るとよい。

地金からシャトン（石座）と平打ちリングをそれぞれ作り出し、最後に2つのパーツをロウ付けして組み合わせていく流れ。

平打ちリング型のペンダントトップ。
シンプルな形状なので地金から作るのがbetterだが、右のものは透かしが入っているのでワックスで作る方が透かしは入れやすい。

左は最後に皿もみをして石穴を開け、爪をロウ付けしてパヴェ爪を作っていく流れ。

ピアス本体は平面な板を曲げたシンプルなデザインなので地金から。
その上の（左）マーキス（右）ラウンドのシャトン（石座）も地金から作り出す。
最後に石座とピアス本体をロウ付けして組み合わせていく流れとなる。

シャトンが連続に連なったデザインなので、地金から作ります。

同じシャトンを何個も作るのは面倒なので、原型を1つ作って型取りします。
その型から量産したシャトンを一つ一つロウ付けしてブレスレットにしていきます。

そこまで複雑なデザインではないので地金から作ってもいいが、作りやすさだけでいうとワックスのほうが作りやすい。

表面の荒れた感じをどのように表現するかで地金またはワックスと作り方を選ぶかたちとなる。
強いて言えば、ワックスのほうが若干作りやすいかな。

植物の繊細な動きを表現するデザインなので、ワックスから作った方がよい。

石の周りを囲むデザイン部分を考えると、ワックスから作ったほうがよい。

（左）葉っぱの起伏や葉脈を表現するのにソフトワックスを使うと作りやすい。
（中）一見ワックスで作るデザインに見えるが、地金から作った方が作りやすいデザインでもある。
（右）線状の地金を巻いて作るデザインとなる。

（上）バングル用のワックスを使い、このデザインに削り落として作り出していきます。
（下）丸線の地金にテクスチャーを施した地金線を巻きつけ、エンド部分にキャップを被せて作ります。

リングの形状は甲丸とシンプルな形でできているので、地金から作ります。
条件によってはワックスからでもOK

そこへ彫り模様を入れていきます。

此方も同じくリングの形状は甲丸とシンプルな形でできているので、地金から作ります。
条件によってはワックスからでもOK

そこへ彫り模様を入れていきます。

リング裏側が交差しているような仕上がりであれば、ワックスのほうが作りやすいです。

両デザインともに地金を切り出しただけ。

すべて地金から作ることができます。

平打ちのバングルに彫り模様を入れたもの。

2枚の地金を重ねてデザインを浮き彫りにさせるオーバーレイという手法を使っている。

地金で作ったリング。
平打ちのリングにヨリ線で囲った覆輪枠とデザインをスタンプしたパーツをロウ付けしている。

（左）カットした石や貝をパズルのようにピッタリとはめ込むインレイ手法を使ったペンダント。
（右）覆輪の周りの地金にタガネを打ち付けて模様を施しています。

（左）地金を叩いて平らに潰し、そこにスタンプを入れたり、タガネを彫ったりしてデザインにしていきます。
（右）地金を羽根やイーグルのカタチにカットして、タガネを打ち付けて模様を入れていきます。

（左）オーバーレイをしたココペリピアス。
（右）バンプアウト・リポウズという技法を使い、地金を立体的に隆起させます。周りにはオリジナルのタガネをスタンプしています。

（上）まつ毛のような形のタガネを地金に連続で打ち付けてデザインにしています。
（下）丸玉とS字に加工した地金をロウ付けした覆輪枠をのせたバングル。