地金制作で使う「糸鋸の切り方の基本」そして「直角の切り方」を動画を交えて詳しく解説していきます。
地金でアクセサリーを作っていく上で絶対に必要となってくる基礎中の基礎スキルなので、しっかりと自分のものにしてください。
用意するもの
使用材料
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地金板【Sv925】(1mm厚)
必要工具
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糸鋸フレーム
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糸鋸刃【地金用】(3/0)
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すり板&クランプ
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けがき棒(スパチュラ針タイプでも代用可)
千枚通し(100均にあり) -
ステンレス定規(100均にあり)
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スプリングコンパス or カニコンパス or 円テンプレート
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刷毛(100均にあり)
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トレーシングペーパー・シャーペン(100均にあり)
糸鋸の正しい付け方【地金/引き切り】
糸鋸刃のつけ方【地金/引き切り】
糸鋸フレームと鋸刃が用意できたら実際に切っていくわけですが、付け方がちゃんと出来ていない糸鋸ではまったく切れず役に立ちません。
まずは動画を参考に正しい糸鋸の付け方を覚えてください。
地金の切り方の基礎【糸鋸での直線・曲線・直角に切るテクニック】
糸鋸で地金を切る
この映像では音が流れます。音量を確認してからご視聴ください。
地金板のどこにけがくか?
糸鋸を右手で持つ場合は、地金の左下端にケガきます。
糸鋸を左手で持つ場合は、地金の右下端にケガきます。
地金をおさえる位置
地金をバタつかせず、安定して押さえるためには
- 切る部分以外の地金は、しっかりとすり板の上に乗っているのが理想です。
- 切り出す部分が空中に浮いていなければいないほど安定します。
地金が安定して切れる位置はどれ?
答え:A 不安定/B やや不安定/C 安定/D 安定
地金を切る位置
けがき線(黒線)のやや外側(赤線部分)が切れるのが理想です。
切り出し方・切り方
動画と以下の記事を参考にしてください。
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糸鋸の選び方と使い方!金属の切り方がアクセサリーのクオリティを変える
あなたの持っている糸鋸は、スキルを最大限に引き出してくれる自分に合った道具ですか? 自分に合っている糸鋸で作業しているのとしていないのとでは、切りやすさから切る精度まで、使い続ければ続けるほど糸鋸作業 ...
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糸鋸の振り方の参考動画も載せておきます。
糸鋸を持つ構えは、ビリヤードのキューを打つときの構えと似ていて、肘を90度近くに曲げ、腕全体は動かさず、肘から先だけを上下に振っていきます。
直角の切り方(直角切り)
横のけがき線を少し越えたあたりまで切り込んだら、その場で上下運動をします。
そのまま上下運動を繰り返しながら、糸鋸のフレームを切りたい方向まで回転させていきましょう。
糸鋸フレームは地金に対して90度のまま上下回転させて下さい。
途中で引っかかってしまう場合がありますので、その時は上下に動くところまで回転を戻してみてください。
切りたい方向まで刃が向いたら、少し切り込みを入れてあげます。
そして地金を切りやすい向きに変えて、切り進めていきます。
Missonn【課題】
直径20mmの円の中心に12mm四方の正方形をけがきます。
つぎに、けがき線よりもやや大きめに丸く切り取ります。
そして、直角の切り方の練習をかねて、けがき線に沿って正方形に切り抜いてください。