どうも、Gikyuです。
今回からはいろいろとボクなりの視点から彫金について語らしてもらおうと思います。
どうぞ宜しくおねがいします。
あなたがここまで読んでいるということは、少なからず彫金というものに興味を持っているのは確かかなと思います。
もしも、これからあなたが本気で彫金をやっていきたいと思っているとしたら、その道の極め方ってものがあるんです。
今日は、それをこれからお話したいと思います。
感覚を研ぎ澄ませ
政治・芸能・スポーツの世界、もちろん彫金の世界にも、その世界を極めるための共通する答えと言うものがあるんです。
これはボクもそうだったんだけど、その分野でさらなる上を目指したいならば、ズバリ!「その道のプロに習え」です。
なんだ~当たり前のこと言ってるだけじゃんって思ったでしょう。
でもその先が重要なんです。
それは・・・
自分に合うメンター(師匠)を見つけて、脇目も振らずにその人からとことんまで学ぶことなんです。
自分に合った人を見つけるのはなかなか難しい。
出会って間もなければ、本当に自分に合っているかどうかなんてわからないしね。
でもね、今この人が自分の目の前に現れたのはなぜだろうって、そんなふうに考えてみる。
自分に合う人っていうよりは、これからの自分の成長にとって、その人は本当に大事な人かどうかって視点でね。
すると、なんとなくインスピレーション・直観というかね、
YESなのかNOなのかが見えてくる。
その決め手となる具体的な理由はもしかしたら、
目指すべき方向性が似ているからとか、
人間性や人柄に惹かれたからとか、
実績や経験が自分より豊富だからとか、
なにかこの人にご縁を感じたからだとか、
頭の中でいろいろと考えて、答えを導き出しているかもしれない。
でもね、そういう感覚って本当に大切だし、研ぎ澄ましていくべきものだと思う。
モノを極めていくための極意ってね、
この人だっ!て思うメンターを見つけたら、素直にその人から技術や知識を学び取り、学んだらすぐに実行に移して、そして壁にぶつかって、悩んで考えて、新しい発見をする。
そして、また学んでは実践して試行錯誤して、また新たな発見をしていく。
その繰り返しをしていると、
やがてたくさんの発見の積み重ねから、その人独自の技術や知識が生まれてくる。
その時が、メンターとの別れかもしれないけど、
これが、モノを極める道筋だと思う。
単純なことのようだけど、これがなかなか出来ないもんなんです。
乾いたスポンジの彫金脳となれ
はじめて彫金を始めるって人は、彫金に関して頭がまっさらだから、どんどん覚えたことを吸収できる。
そして、素直に伝えたことを、伝えたとおりに実行してくれるんだよね。
例えるならば、彫金で使う脳みそが乾いたスポンジみたいなのかな。
スポンジの質(吸い取るキャパシティーなど)は人それぞれ違うんだけど、乾いたスポンジなので色々な情報の水を、スムーズにどんどんと吸い上げることができる。
しかし中には、なかなか上達できないでモガいている人がいてね、
それはどんな人かっていうと、どこかの教室で彫金をかじった人や、独学でやってきた人が結構はまり込んでいるかな。
その最大の原因は、今までの経験とプライド。
昔の経験で彫金脳が支配しているから、なかなか素直に吸収できない。
今までやってきたことにこだわり過ぎて、新しい視点から物事を見ることが出来ないでいる。
そういう人のスポンジは、もう染められた水が吸い込まれているから、どんなに新しい情報の水を吸い上げようとしても、すぐに漏れてしまう。
仮に吸い上げられたとしても、すでに染まっている水と混ざり合うので、新しいキレイな水にはならないのです。
だから、まずは絞って捨てて欲しいのです、今までの水は。
キツイ言い方かも知れませんが、
そもそも今の自分の知識や技術では限界を感じたから、メンターから学ぼうと思ったんじゃないのかな?
まずは、今までの経験は一旦忘れてください。
自分の意見などは置いておいて、ここは素直に教わることに専念してください。
しかし、素直にと言っても、ただの受身じゃ困りますけどね。
常に自分の中に
なぜ、今この作業をしなければいけないのか?
なぜ、今この工具を使わなければいけないのか?
なぜ、今失敗してしまったのか?
なぜ、今メンターはこれを言うのか?
なぜ、なぜ、なぜ・・・
すべての行動には”なぜ”があります。
この”なぜ”の素となる”答え”を見つける習慣を持つように作業しよう。
間違っても、
前の教室ではこう習ったんだけどな~とか、
あの彫金本にはこう書いてあったんだけど・・
と今までの経験と比較して考えないようにしてくださいね。
「なぜ」の答えを見失ってしまいますよ。
いままでのやり方と比較しても、今の答えには辿り着きません。
今学んでいることの中から、なぜの答えを導き出してくださいね。
なかなか言葉で言っても理解するのは難しいので、実際には実践作業をたくさんこなしながら身に付けていきます。
はじめのうちは、メンターとそのなぜの答えをすり合せするといいですね。
企画では色々な課題を出しますので、まずはテキストや映像を見て取り組んでもらい、そこで湧き出てきた「なぜ」をメンターとLINEなどでやり取りして解決しながら進めていきます。