今回はワックス原型製作で主に使われる①「切る」②「削る」③「整形する」④「くっつける&盛り付ける」の4つのスキルを紹介します。
これからワックスでアクセサリーを作っていく上で絶対に必要となってくる基本スキルなので、しっかりと自分のものにしてください。
用意するもの
使用材料
-
ハードワックス【ボックス・緑】
-
ハードワックス【チューブ・緑】
必要工具
-
糸鋸フレーム
-
糸鋸刃【WAX用】
-
糸鋸刃【地金用】(3/0)
-
すり板&クランプ
-
けがき棒(スパチュラ針タイプで代用可)
-
スケール定規
-
スプリングコンパス or カニコンパス
-
切削ビット【ドリル】(1.0mm)
-
半丸ヤスリ【粗目】(大・中)
-
精密ヤスリ各種【長方形/正方形/ひし形/三角/半丸/鋭三角/丸など】
-
耐水ペーパー(#600)
-
スパチュラ【平刀/針/耳かき】
-
ワックスペン
-
刷毛(100均に売っているものでOK)
あると便利な工具
-
鋸切断ガイド(100均)
-
ノコギリ(100均)
-
彫金工具【チェックリスト一覧】
ボクが使用しているおすすめのもの、便利なものなどを一覧表にまとめました。 ネットで購入する方のために楽天やamazon、Yahoo!ショッピングにアクセスできるリンク付きです。 工具の名称をコピーして ...
続きを見る
ワックスを切る~糸鋸スキル
糸鋸刃の付け方
糸鋸フレームに糸鋸刃を付けるためにはコツが必要です。
地金用・ワックス用ともに基本となる付け方は一緒なので、この映像で付け方を覚えておきましょう。
この映像は、地金用のノコ刃の付け方を紹介しているものだが、この映像通りの付け方をすれば、ワックス刃も問題なく付けられます。(ワックス刃は地金用とはちがい、刃の付ける向きは自由です。)
糸鋸刃のつけ方【地金/引き切り】
この映像では音声が流れます。音量を確認してからご視聴ください。
糸鋸スキルを覚えよう
ワックスを切るための糸鋸の基本的なスキルを収録した映像です。
直線切り・曲線切り・透かし切りを覚えましょう。
糸鋸スキル
この映像では音声が流れます。音量を確認してからご視聴ください。
けがくとは?
地金やワックスにけがき棒でキズをつけて、下書き線(けがき線)を入れることです。
「〇〇をけがいてください」=「〇〇に下書き線を入れる」
という意味合いになります。
ワックスを削る~ヤスリスキル
ヤスリスキルを覚えよう
ワックスを削るためのヤスリの基本的なスキルを収録した映像です。
ヤスリスキル
この映像では音声が流れます。音量を確認してからご視聴ください。
課題1
映像の最後の方にあった百合の紋章デザインを作りながら、覚えたワックススキルを実践してもらいます。
寸法はこちら ↓
けがいたデザインの輪郭よりやや大きめに糸ノコで切って、ヤスリで削っておきます。
このあとスパチュラを使って、指定された寸法の大きさにデザインを整えながら仕上げていきます。
ワックスを整形する~スパチュラスキル
スパチュラスキルを覚えよう
ワックスを整形するためのスパチュラの基本的なスキルを収録した映像です。
スパチュラスキル
この映像では音声が流れます。音量を確認してからご視聴ください。
課題2
映像の最後の百合の紋章デザインを何度も彫り込んでみよう。
アドバイス
その各デザインを彫る時や仕上げる時に、平刀・耳かき・針タイプのどのスパチュラをどのように当てて削っていくのか意識すること。
まずは、この映像の彫り方通りに完全コピーで彫り進めて、彫り方のパターンを感覚で覚えていってほしい。
ワックスをくっつける・盛り付ける~ワックスペンスキル
ワックスペンスキルを覚えよう
ワックスをくっつける・盛り付けるためのワックスペンの基本的なスキルを収録した映像です。
ワックスペンスキル
この映像では音声が流れます。音量を確認してからご視聴ください。
ワックスペンの作業温度は、
ハードワックスは200℃前後
ソフトワックスは60℃前後
に設定して作業をおこなってください。
慣れてきたら、自身が作業しやすい温度を見つけてみてね。